公式情報ベース

Shopify・BigCommerceの違いを比較!規模と拡張性で選ぶ

読む目安 約4分 更新日 2026-07-10 Shopify BigCommerce

ShopifyとBigCommerceは、どちらもホスティング(サイトを動かすサーバー環境)を含むクラウド型のEC基盤です。比較するときは機能数の多さを数えるより、販売先をどう広げたいか、複数のストアをどう運用したいか、どこまで独自に拡張したいかを先に考えると選びやすくなります。

結論を先に

商品・在庫・注文・配送などの運用をまとめ、国や地域ごとの販売設定を整えたいならShopifyが候補です。複数ブランドや地域、顧客層向けのストアを一つの管理環境で運用し、ストアの表示方式も選びたいならBigCommerceを確認する価値があります。

Shopify

こんな人に

商品管理から決済・配送までをまとめ、国や地域単位で販売条件を調整したい

BigCommerce

こんな人に

複数のストアを管理し、テーマ型と独自の表示層の両方を拡張候補にしたい

ShopifyとBigCommerceの違い

比較する点ShopifyBigCommerce
基本の運用範囲ストア作成、決済、商品・在庫・注文、配送をまとめて管理オンラインストアに加え、実店舗の販売管理やマーケットプレイスを含む販売チャネルを整理
地域への展開Shopify Marketsで通貨、言語、商品提供、価格を市場単位で設定Multi-Storefrontで複数ブランド、地域、顧客層向けのストアを一つの管理環境で運用
ストアの作り方テーマで外観と構成を編集テーマ型のストアと、表示層を分けるヘッドレス構成が選択肢
機能拡張アプリストアのアプリやカスタムアプリアプリやAPIなどによる外部連携・独自実装

どちらも日常のEC運用に必要な商品・在庫・注文・配送を扱うため、この基本部分だけでは決め手になりません。今のストアに必要な機能ではなく、今後増やす販売先、ストア数、表示層の作り方を並べると違いが見えてきます。

Shopifyは「販売市場を増やす」運用を考えやすい

Shopifyは、ストア作成から決済、商品・在庫・注文、配送までをまとめて扱う基盤です。オンラインストアだけでなく、実店舗やソーシャルチャネルを含む販売管理も比較材料にできます。

複数の国や地域に販売するなら、Shopify Marketsの考え方が重要になります。通貨、言語、提供する商品、価格を市場単位で設定する仕組みです。国内向けと海外向けで同じ商品を売る場合に、販売条件を市場ごとに整理したい、という場面での判断材料になります。

販売地域の設定は、配送の運用と切り離せません。Shopifyでは、販売先の市場と配送ゾーンを設定し、在庫、出荷拠点、配送レートを結び付けて運用します。「どこに売るか」と「どこからどう送るか」を一緒に設計したいかどうかを確認しましょう。

ストアの外観と構成はテーマで編集でき、追加機能はアプリストアのアプリやカスタムアプリで拡張できます。最初のストアから必要に応じて機能を足していく方針なら、導入前に必要なアプリと運用範囲を洗い出しておくと判断しやすくなります。

Shopify単体の特徴をもう少し確認したい場合は、Shopifyの解説記事も参考にしてください。

BigCommerceは「ストアを分けて広げる」場合を検討しやすい

BigCommerceは、オンラインストアに加え、POS(実店舗の販売管理)やマーケットプレイスを含む販売チャネルを比較できる基盤です。商品・在庫・注文・配送といった日常運用ももちろん扱います。

規模を広げるときの特徴は、Multi-Storefrontです。複数のブランド、地域、顧客層に向けたストアを、一つの管理環境で運用するための機能です。ブランドごとにストアの見せ方を分けたい、地域ごとにストアを分けたいといった場合に、将来必要なストア数と管理方法を具体化できます。

表示方式は、テーマ型のストアフロントと、表示層を分けて構築するヘッドレスストアフロントの両方が選択肢です。後者を検討するなら、独自に作りたい表示体験だけでなく、実装と継続運用を誰が担うかも一緒に決めておく必要があります。

機能を広げる手段には、アプリやAPIによる外部連携と独自実装があります。どの機能を標準で使い、どこを外部連携や独自実装で補うかを導入前に切り分けておくと、開発や運用の範囲を見積もりやすくなります。

料金は月額だけで比べない

表示する市場と支払い周期をそろえないまま月額だけを比べても、実際の費用差は判断できません。どちらも、プラン料金と、必要に応じて発生する取引・決済などの費用を分けて見ていきます。

Shopifyでは、プラン料金に加え、事業者の所在地によって変わり得る決済方法や料金条件をあわせて確認します。BigCommerceでは、プラン料金のほか、GMVと呼ばれる商品取引総額によるプランの基準と、外部の決済事業者を使う場合の費用を確認します。なお、決済事業者が請求する処理手数料と、EC基盤側の取引手数料は別の費用として分けて考えてください。

注意

料金情報はShopifyが2026年7月22日、BigCommerceが2026年7月21日の確認時点です。プランの表示金額は米国向け公式表示を参考値とする情報が含まれ、対象市場、通貨、支払い周期、契約条件で変わります。異なる市場の金額を直接比較せず、公開前に対象市場の公式料金を確認してください。

規模と拡張性から選ぶ手順

まず、これから増やす単位を決めます。同じストアで販売する国や地域を広げ、市場ごとの通貨、言語、商品、価格を調整したいなら、Shopify Marketsの仕組みが要件に合うかを確認します。ブランド、地域、顧客層ごとにストアを分けたいなら、BigCommerce Multi-Storefrontで想定数のストアを管理できるかを確認します。

次に、拡張の仕方を決めます。テーマで外観を整え、必要な機能をアプリで足していくなら、Shopifyのテーマとアプリの候補を確認します。テーマ型だけでなく、独自の表示層、外部連携、APIによる実装まで候補に入れるなら、BigCommerceで必要な開発と運用の範囲を確認します。

最後に、予定する売上規模と決済方法をもとに総費用を見積もります。月額だけで候補を絞らず、プランの基準、取引・決済費用、必要なアプリや外部連携の費用を同じ条件で比べることが大切です。

確認しておきたいこと

増やしたいのは、同じストアの販売国・地域か、それともブランドや顧客層ごとの別ストアか。
テーマとアプリ中心で運用するか、表示層や外部連携を独自に実装する体制があるか。
利用する市場と支払い周期をそろえたうえで、売上規模、決済方法、追加機能を含めた費用を比べたか。

よくある質問

Q.海外販売ならどちらが合う?

A.同じストアで国や地域ごとの通貨、言語、商品提供、価格を調整したいなら、Shopify Marketsを確認します。地域やブランド、顧客層ごとにストアを分け、一つの管理環境で運用したいなら、BigCommerce Multi-Storefrontを確認するとよいでしょう。

Q.月額が安いほうを選べばよい?

A.月額だけで判断しないほうがよいです。市場と支払い周期をそろえたうえで、プラン料金、取引・決済条件、売上規模によるプラン基準、必要な拡張費用を並べてください。

Q.導入時点で将来のすべてを決める必要がある?

A.詳細をすべて固める必要はありません。ただ、販売地域を増やすのか、ストアそのものを増やすのか、独自実装を行う体制があるのか。この3点だけは確認しておきましょう。ここによって、重視すべき機能と費用の見方が変わります。

関連記事

出典

確認日: 2026-07-10 以降(記載の各公式ページで確認。価格などは変わることがあります)

Shopify

Bigcommerce