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ShopifyとWooCommerceの違いを比較|始め方と運用で選ぶ

読む目安 約5分 更新日 2026-07-10

ShopifyとWooCommerceは、どちらもネットショップを作り、商品・在庫・注文・配送を扱えるサービスです。基本的にできることは似ていますが、大きく違うのは「始めるときに用意する環境」と「開店した後に自分で管理する範囲」です。

Shopify(ショッピファイ)は、ショップ作成から支払いの受け取り、注文、配送までを一つのクラウド型サービスの中でまとめて扱います。一方のWooCommerce(ウーコマース)は、WordPress(ワードプレス。ホームページやブログを作る仕組み)に追加して使うもので、サーバー(ホスティング)や追加機能を自分で組み合わせて作り上げます。

選ぶときは、機能の数だけを比べるのではなく、「どこまでを一つにまとめて使いたいか」「どこから自分で管理したいか」を考えると判断しやすくなります。この記事では、始め方、開店後の運用、機能の広げ方、料金の4つの点から違いを見ていきます。

結論を先に

ショップ運営に必要な機能を一つのクラウド環境でまとめて扱いたいならShopify、WordPressを土台にして必要な構成を自分で選び、サーバーや保守も自分で管理するならWooCommerceが候補です。どちらが合うかは、欲しい機能だけでなく、「運用をどこまで自分で持つか」で決まります。

Shopify

こんな人に

クラウド型の環境で、ショップ作成から注文・配送までまとめて運用したい

WooCommerce

こんな人に

WordPress上で構成を選び、サーバー・更新・保守も自分側で管理したい

ShopifyとWooCommerceの違いを比較

比較項目ShopifyWooCommerce
始め方クラウド型のEC基盤を利用WordPressにEC機能を追加
運用の範囲商品、在庫、注文、決済、配送などをまとめて管理WordPressと拡張機能を組み合わせ、商品、税、決済、配送、注文などを管理
機能の広げ方アプリやカスタムアプリを追加拡張機能やテーマを選択
運営側が管理する基盤ストア運営をクラウド上にまとめるホスティング、WordPressの更新、保守も運営側で管理
海外向け販売の考え方Shopify Marketsで通貨、言語、商品提供、価格を市場単位で設定基準通貨や販売・配送地域を設定し、複数通貨などは必要に応じて拡張

共通する基本機能はありますが、違いが出るのは準備と管理の方法です。以下では、開店した後の運用までイメージしながら見ていきます。

始め方の違い

ShopifyはEC運営の環境をまとめて使う

Shopifyでは、テーマ(ショップの見た目を決めるデザインのひな型)を使って外観や構成を編集し、商品情報、画像などのメディア、商品の種類、在庫を管理できます。注文や支払い、配送も、同じサービスの中で扱う考え方です。

たとえば、初めてショップを作るときに、サイトの土台と、商品・注文を管理する環境を別々に用意するのではなく、まとめて準備したい場合に合う方式です。基本の構成にない機能が必要になったときは、Shopify App Store(アプリを配布している場所)のアプリや、個別に用意するカスタムアプリで追加できます。

WooCommerceはWordPressと必要な要素を組み合わせる

WooCommerceは、ホームページやブログを作るWordPressに追加して使う、オープンソースのEC用プラグイン(追加機能)です。WooCommerce本体を土台とし、サーバー(ホスティング)と、必要な拡張機能やテーマを選んでショップを組み立てます。

この方式では、必要な機能に応じて構成が変わります。同時に、サーバーの用意、更新、保守は、自分(運営側)で管理する範囲になります。たとえば、すでにWordPressを使っていて、EC機能の構成と土台の管理を自分で行いたい場合に検討しやすい選択肢です。

開店後の運用で比べる

どちらも、商品・在庫・注文・配送といった日々の運用を扱えます。この点だけを見ると似ていますが、実際に確認したいのは、EC機能と、その土台をどう管理するかです。

Shopifyは、商品管理から注文、支払い、配送までを、同じクラウド型のサービスにまとめます。在庫、商品を送り出す拠点、送料の設定を、販売先や配送ゾーン(どの地域へ発送するかの区分)と結び付けて運用することもできます。

WooCommerceでは、商品、税、配送、支払い、注文、データやレポートなどを、WordPressと拡張機能の組み合わせで扱います。必要な機能を選ぶ作業に加えて、サーバーやWordPressを維持する作業まで含めて運用を考える必要があります。

つまり、商品登録や注文処理のしやすさを比べるだけでは足りません。サイトの土台も含めて一つの環境で扱うのか、必要な要素を自分で選んで運用するのか。この違いが、続けていくうえでの作業量に関わってきます。

機能の広げ方と海外販売の考え方

Shopifyはアプリ、WooCommerceは拡張機能やテーマを使って、必要な機能を追加できます。必要な機能が増えるほど、「何を追加するか」だけでなく、「費用がかかるか」「維持や管理をどうするか」まで確認することが大切です。

海外へ販売する場合、ShopifyではShopify Marketsという機能で、通貨、言語、販売する商品、価格を市場(売り先の国・地域)ごとに設定します。配送では、販売先の市場と配送ゾーンを分け、在庫や出荷拠点、送料の設定と結び付けます。

WooCommerceは、基本の設定で販売先・配送先の地域と基準となる通貨を決め、複数の通貨に対応したい場合などは必要に応じて拡張機能を組み合わせます。海外販売のための設定をまとめて用意するのか、必要な要素を拡張で組み立てるのか、という違いがあります。

料金は「合計費用の内訳」で比べる

Shopifyの費用は、プラン料金だけでは決まりません。支払い方法や取引に関する条件は事業者の所在地によって変わることがあり、アプリなどの追加に費用がかかる場合もあります。比べるときは、対象の市場と支払いの周期(月払い・年払いなど)をそろえ、プラン、決済・取引、機能追加の各要素を分けて見ます。

WooCommerceは、ソフトウェア本体を無料で使えて、本体に月額の利用料はありません。ただし、ショップを運用するにはサーバー(ホスティング)を選ぶ必要があり、使う拡張機能や支払い処理によっても費用が分かれます。本体の価格だけを見て、ショップ全体の費用を判断することはできません。

そのため、両者の費用を比べるなら、Shopifyの月額とWooCommerce本体の価格だけを並べるのではなく、必要な運用の構成を決めたうえで合計費用を試算します。Shopifyは「プラン料金、決済・取引の条件、必要な機能追加」、WooCommerceは「サーバー、必要な拡張機能、支払い処理」に分けると、条件をそろえやすくなります。

注意

費用の情報は2026年7月18日に確認した時点のものです。料金や条件は、対象の市場、通貨、支払いの周期、契約の内容によって変わります。公開の直前に、同じ市場の公式料金と条件を確認してください。

どちらを選ぶか

Shopifyが向くのは、ショップ作成、商品・在庫・注文、支払い、配送を、クラウド型の環境にまとめたい場合です。サイトの土台を自分で組み立てることよりも、EC運営の流れを一つの環境で管理することを重視するなら、Shopifyが候補になります。

WooCommerceが向くのは、WordPress上でショップを組み立て、必要な拡張機能やテーマを自分で選びたい場合です。サーバー、更新、保守を自分で管理することも、選ぶうえでの前提になります。本体が無料かどうかだけでなく、その管理を引き受けられるかまで確認しましょう。

確認しておきたいこと

サイトの土台、ショップ機能、注文・配送の管理を一つの環境にまとめたいか。それとも、WordPressとサーバーを自分側で管理したいか
必要な支払い方法、配送、通貨、言語の条件を洗い出し、プランや拡張機能を含めた実際の構成で対応できるか
プラン料金だけ、または本体価格だけでなく、決済・取引、サーバー、機能追加を含めた合計費用を試算できるか

よくある質問

Q.WooCommerceは無料でショップを運用できる?

A.WooCommerce本体は無料で、本体に月額の利用料はありません。ただし、ショップの運用にはサーバー(ホスティング)が必要で、拡張機能や支払い処理に費用がかかる場合もあります。「本体が無料」と「ショップ全体を無料で運用できる」は、分けて考えましょう。

Q.海外へ販売するならどちら?

A.ShopifyはShopify Marketsで、市場ごとの通貨、言語、販売する商品、価格を設定する考え方です。WooCommerceは販売・配送の地域と基準通貨を設定し、複数の通貨に対応したい場合などは拡張機能を組み合わせます。まず販売したい市場と必要な通貨・言語を決め、実際の構成で確認してください。

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出典

確認日: 2026-07-10 以降(記載の各公式ページで確認。価格などは変わることがあります)

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