CircleとSkoolは、どちらもオンライン講座と受講者コミュニティを同じ場所で運営できるサービスです。ただし、Circleは講座、コミュニティ、イベント、Webサイト、メール配信などを組み合わせやすい構成で、Skoolはグループを中心にコミュニティと講座をまとめる構成です。必要な機能の広さと、受講者にどう参加してもらいたいかを基準にすると、違いが見えやすくなります。
ブランドに合わせたサイトを用意し、講座以外のイベントやメール配信も一つの環境で扱いたいならCircleが候補です。コミュニティへの参加と講座の受講を一つのグループにまとめ、会員の活動に応じた講座の公開も使いたいならSkoolが合います。
Circle
こんな人に
Webサイト、講座、イベント、メール配信まで組み合わせたい
Skool
こんな人に
グループ内の交流と講座受講をシンプルにまとめたい
| 比較項目 | Circle | Skool |
|---|---|---|
| 運営の単位 | 複数のspaceを組み合わせたcommunity | communityとClassroomを含むgroup |
| 講座の構成 | video、audio、text、fileを扱うcourse | folderとpageで整理するClassroom |
| 交流機能 | discussion、event、live、direct messageなど | community、Calendar、live callなど |
| 販売・決済 | Stripeを使った販売。Circleの取引手数料とStripeの決済処理手数料が別に発生 | Skool側の決済の仕組みを利用。既存のStripeアカウントを直接使う方式ではない |
| サイト・発信 | Webサイト作成、独自ブランド、独自ドメイン、ニュースレター、メール配信 | custom URLとaffiliateを両プランで提供 |
| 受講の制御 | コミュニティ全体または特定spaceへのアクセスを販売内容に応じて付与 | 公開、下書き、level unlockなどで講座へのアクセスを制御 |
どちらもコミュニティ、講座、動画やライブ機能をサービス側が提供するため、利用者が自分でサーバーを保守することは前提になっていません。大きな違いは、Circleが複数の機能をspace単位で組み立てるのに対し、Skoolは一つのgroupの中で交流とClassroomを運営する点です。
Circleでは、講座、ディスカッション、イベント、ライブ配信、ダイレクトメッセージなどを、同じコミュニティの中で組み合わせられます。講座はvideo、audio、text、fileで構成でき、コミュニティ内のspaceと一体にできます。
たとえば、録画講座を配信するだけでなく、受講者ごとの交流場所、定期イベント、ライブでの質疑応答を一つの会員環境に置きたい場合に使いやすい構成です。ニュースレターとメール配信も同じ環境に含まれるため、講座の外での継続的な案内までまとめたい場合の選択肢にもなります。
Professional以上ではWebサイト作成、独自ブランド、独自ドメインが案内されています。BusinessにはCircleのブランド表示を外す機能も含まれます。講座の販売ページだけでなく、運営するコミュニティ全体の見せ方を整えたい場合は、この違いが判断材料になります。
Skoolは、一つのgroupにcommunity、Classroom、Calendar、ライブ通話、決済をまとめるサービスです。Classroomではcourse、folder、pageを使って内容を整理し、動画、ファイル、資料へのリンク、文字起こしを講座ページに追加できます。
特徴的なのは、コミュニティでの活動に応じて上がるlevelに合わせて講座を公開できることです。最初からすべての教材を見せるのではなく、参加の状況に合わせて次の内容を開けていく運営を考えている場合に検討できます。公開状態や下書きによる管理にも対応しています。
SkoolはiOS・Android向けの公式アプリを提供しており、コミュニティ、講座、カレンダー、チャットにモバイルからアクセスできます。ライブ通話の録画は、終了後14日以内にダウンロードする必要があるため、録画を長く保存して教材に使う場合は、運用の手順を決めておく必要があります。
Circleでは、コミュニティ全体または特定のspaceに支払い条件を設定できます。買い切り、定期購入、分割払い、試用期間、クーポンに対応し、購入内容に応じてアクセス権を渡す仕組みです。決済にはStripeを使い、Circleの取引手数料とStripeの決済処理手数料は別々にかかります。
Skoolでは、groupに定期購入などの価格を設定します。決済はSkool側の事業者の仕組みで処理され、運営者がすでに持っているStripeアカウントを直接つなぐ方式ではありません。使える残高は原則として水曜日に銀行口座へ支払われますが、初回や国際送金では日数が変わります。
そのため、すでにStripeを中心とした販売の運用を組んでいて、販売方法を複数用意したいならCircleの仕組みを確認する価値があります。一方、グループの販売と入金をSkoolの中の仕組みにまとめたいなら、Skoolの決済方法が自分の運用に合うかを確認してください。
| 項目 | Circle | Skool |
|---|---|---|
| 課金単位 | communityプラン料金、CircleとStripeの取引・決済費用、上位app費用 | group単位の月額プランとSkool Paymentsの取引手数料 |
| 無料の入口 | 該当する共通料金段階なし | 該当する共通料金段階なし |
| 最安有料 | Professional: 89ドル/月 | Hobby: 9ドル/月 |
| チーム向け | Business: 199ドル/月 | Pro: 99ドル/月 |
| 大規模 | Circle Plus: 個別見積もり | 該当する共通料金段階なし |
注意
料金は2026年7月20日にGLOBAL向け表示を確認した内容です。税、為替、決済手数料、期間限定割引は別に確認してください。日本向けに固有の料金表示は確認できていません。
月額だけを見ると判断を誤りやすいので、販売時に差し引かれる費用も含めて比べる必要があります。CircleのProfessionalは取引手数料2%、Businessは1%と案内され、これとは別にStripeの決済処理手数料がかかります。SkoolのHobbyは取引手数料10%、Proは2.9%です。
売上がまだ少ない段階では月額料金の差が負担に効きやすく、販売額が増えると取引手数料の差も無視できなくなります。想定する月間の売上と会員数を置いたうえで、プラン料金と販売に伴う費用を合わせて試算すると比べやすくなります。
Circleは、講座販売を中心にしながら、イベント、ライブ、コミュニティ、Webサイト、メール配信までを一つのブランド体験として整えたい場合に向きます。特定のspaceだけを販売の対象にできるため、会員の種別や購入内容に応じて参加できる場所を分ける運営にも対応できます。
買い切り、定期購入、分割払いなど、販売条件を複数用意したい場合もCircleが候補です。ただし、プラン料金だけでなく、CircleとStripeそれぞれの手数料を確認しておく必要があります。
Skoolは、受講者同士の交流とClassroomでの学習を一つのgroupにまとめたい場合に向きます。コミュニティへの参加を講座の進行に結び付けるlevel unlockを使いたい場合は、Circleとの分かりやすい違いになります。
HobbyとProでは、月額だけでなく取引手数料も異なります。また、Zapierとの連携はPro限定です。外部サービスとの自動連携が必要なら、月額料金だけでHobbyを選ばず、Proも含めて検討してください。
Q.CircleとSkoolはどちらも講座を販売できる?
A.どちらも講座とコミュニティを同じ環境で扱い、支払いを伴う参加方法を用意できます。ただし、CircleはStripeを使い、SkoolはSkool側の決済の仕組みを使うため、販売後の入金の運用は異なります。
Q.無料プランはある?
A.今回確認した料金表では、どちらのサービスでも、共通して比べられる無料の料金段階は確認できませんでした。CircleはProfessional、SkoolはHobbyが最初の有料プランとして掲載されています。
Q.スマートフォンから受講できる?
A.CircleはiOS、Android、デスクトップから講座にアクセスできます。SkoolもiOS・Android向けの公式アプリを提供しており、講座やコミュニティにアクセスできます。
確認日: 2026-07-20(記載の各公式ページで確認。価格などは変わることがあります)
Circle
Skool