公式情報ベース

LearnDash・LifterLMS・Tutor LMSの違いを比較!目的別に選ぶ

読む目安 約6分 更新日 2026-07-20 LearnDash LifterLMS Tutor LMS

LearnDash、LifterLMS、Tutor LMSは、いずれもWordPressサイトにオンライン講座の作成・販売機能を追加するLMSプラグインです。LMSとは、教材の配信や学習状況の管理を行う学習管理システムのことです。3製品には共通点が多いものの、導入の方法、無料で始められる範囲、有料版の買い方、販売機能の組み立て方に違いがあります。

選ぶときは機能の数で比べるよりも、「WordPressの管理をどこまで自分で行うか」「無料の基本機能から始めたいか」「年額と買い切りのどちらを望むか」の順に考えると整理しやすくなります。

結論を先に

WordPressサイトを自分で運用する前提なら、3製品とも講座の構成、受講状況の管理、販売に必要な仕組みを用意できます。そのうえで、ホスティング込みの選択肢を残したいならLearnDash、無料の基本機能に必要な追加機能を組み合わせたいならLifterLMS、年額と買い切りを比べたいならTutor LMSが候補になります。

LearnDash

こんな人に

プラグイン版とホスティング込みCloudから選びたい

LifterLMS

こんな人に

無料コアを起点に追加機能を組み合わせたい

Tutor LMS

こんな人に

無料コアから始め、年額または買い切りでProへ進みたい

3製品の違いを一覧で比較

まず押さえたい違いは、ソフトウェア本体だけでなく、サイト運用や販売に必要な周辺の要素をどこまで自分で用意するかです。

比較項目LearnDashLifterLMSTutor LMS
基本方式WordPressプラグイン、またはホスティング込みCloudWordPress向けコアプラグインと追加機能・バンドルWordPress向けコアプラグインとProライセンス
講座の構成コース、レッスン、トピック、クイズを組み合わせるコース、レッスン、受講条件、配信時期などを組み合わせるコース、レッスン、クイズ、課題などを組み合わせる
販売の組み立て組み込みのStripe・PayPalやWooCommerce連携決済やEC向けの追加機能を組み合わせる独自のEC機能やWordPressのEC・決済機能を組み合わせる
製品構成の主な違い利用サイト数バンドル内容と稼働サイト数利用サイト数とライセンス形態
サイト運用プラグイン版は利用者が管理。Cloudはホスティングなどを含む利用者が管理利用者が管理

3製品とも、講座を作る機能だけを見れば似ています。差が出やすいのは、その外側にあるWordPressの運用、決済、追加機能、ライセンスの考え方です。

LearnDashはプラグイン版とCloudを選べる

LearnDashでは、コースの中にレッスン、トピック、クイズを配置し、前提条件、段階的な公開、修了証などを設定できます。テキスト、画像、動画、音声、ダウンロード資料といったWordPress上のコンテンツを教材に使えるため、既存サイトの中に講座を組み込みたい場合にも検討できます。

大きな特徴は、WordPressプラグイン版に加えてLearnDash Cloudがあることです。プラグイン版では、WordPress、ホスティング、テーマ、更新、バックアップなどを利用者側で組み合わせます。Cloudでは、ホスティング、ドメイン、バックアップ、セキュリティがプランに含まれます。

販売面では、無料公開、1回払い、継続課金、外部経由のアクセスといった設定に対応し、組み込みのStripe・PayPalやWooCommerce連携が案内されています。使う決済手段や追加機能によって別の費用が発生し得るため、ライセンス料金だけで予算を決めないことが大切です。

自分でWordPress環境を整える選択肢と、ホスティング込みで始める選択肢を、同じ製品の中で比べたい場合に向いています。

LifterLMSは無料コアへ必要な機能を足す

LifterLMSは、無料のコアプラグインを起点に、有料の追加機能やバンドルを組み合わせる方式です。コースとレッスンに加えて、受講の前提条件、段階的な公開、学習の道筋、グループ単位の受講などを構成できます。クイズ、課題、修了証、成績管理は、コアの機能または追加機能として使います。

販売時はAccess Planを使い、無料、1回払い、継続課金、分割払い、試用期間、アクセス期限などを設定できます。決済はStripe、PayPal、WooCommerceなどの追加機能を組み合わせるため、必要な販売方法によって構成が変わります。

無料コアで講座の土台を試し、決済や顧客管理などを後から加えたい場合に検討しやすい製品です。一方で、ドメイン、ホスティング、WordPress、テーマ、更新、バックアップは利用者が管理します。無料コアだけで希望する販売運用が完結するとは限らないため、導入前に必要な追加機能を書き出しておくと費用を比べやすくなります。

Tutor LMSは年額と買い切りを比較できる

Tutor LMSも、WordPressに無料コアまたはProライセンスを導入して、自分で運用する形のLMSです。コース作成画面でレッスンやクイズ、課題などを組み立て、教材の配信、受講登録、進捗、成績などをWordPressの中で管理できます。

販売機能には、独自のEC機能、コースのまとめ売り、継続課金、会員制などがあります。WordPress側のEC機能や決済サービスと組み合わせる構成もあるため、使う方式に応じて決済処理の費用を分けて考える必要があります。

料金面では、無料コアに加えて、Proの年額ライセンスと買い切りライセンスが示されています。年額を払い続けるか、最初に買い切るかを比べたい人には分かりやすい選択肢です。ただし、年額版と買い切り版では、プランによって使えるサイト数の条件が異なります。ホスティング、テーマ、更新、バックアップ、他のプラグインとの相性も利用者側で管理します。

料金は本体価格と周辺費用を分けて比べる

次の表は、2026年7月20日に確認されたGLOBAL向けの参照料金です。3製品は課金の仕組みが違うため、同じ価格帯でも含まれる範囲は同じではありません。

項目LearnDashLifterLMSTutor LMS
課金単位plugin licenseのsite数、またはhosting込みCloud planと追加拡張費無料core、annual bundle、active site数、payment・CRMなどのadd-on費用無料core、annualまたはlifetime license、利用site数と外部hosting・決済費用
無料の入口該当する共通料金段階なしCore Plugin: 無料Core: 無料
最安有料1 Site: 199ドル/年Earth: 初年度199ドル/年、更新398ドル/年Individual: 標準199ドル/年、499ドル買い切り
チーム向け10 Sites: 399ドル/年Universe: 初年度299ドル/年、更新598ドル/年Business: 標準399ドル/年、999ドル買い切り
大規模Unlimited: 799ドル/年Infinity: 初年度799ドル/年、更新1,598ドル/年Agency: 標準799ドル/年、1,999ドル買い切り

注意

金額はGLOBAL向けの参照料金です。税、為替、決済処理手数料、期間限定割引は別に確認してください。LearnDashではプラグイン外の構成やCloud、LifterLMSでは決済・顧客管理などの追加機能、Tutor LMSでは外部ホスティングや決済なども含めて総額を確認する必要があります。

たとえば1サイトで講座を販売する場合でも、比べる対象は本体ライセンスだけではありません。WordPressのホスティング、テーマ、決済手段、継続課金や会員制に必要な追加機能まで含めて、1年目と更新後の費用を分けて計算すると選びやすくなります。

目的別の選び方

ホスティング込みの選択肢も比較したい

LearnDashが候補です。プラグイン版ではWordPress環境を自分で管理できますが、Cloudではホスティングなどを含む構成を選べます。WordPressを使いたいものの、サーバーやバックアップをどこまで自分で持つか決めきれていない場合は、両方の方式を比べられます。

無料コアから必要な機能を加えたい

LifterLMSが候補です。講座の土台を無料コアで用意し、決済や顧客管理などを追加機能で補う構成を取りやすくなっています。先に必要な販売方法を決め、追加機能を含めた費用を見積もる進め方が合います。

年額と買い切りを選びたい

Tutor LMSが候補です。無料コアに加えて、Proでは年額と買い切りの選択肢があります。1サイトで使うのか、複数のサイトに広げるのかを決めたうえで、使えるサイト数の条件と支払い方法を比べるとよいでしょう。

講座の細かな構成を重視したい

3製品とも、レッスン、クイズ、段階的な公開、受講状況の管理に関する機能を持っています。ただし、課題、修了証、成績管理、グループ学習などが基本機能に含まれるのか、Proや追加機能が必要なのかは製品ごとに異なります。必要な機能を名称だけで並べるのではなく、「受講者に何をしてもらいたいか」から確認するのが実用的です。

たとえば、動画を見るだけの講座と、課題を提出して採点を受け、修了証を受け取る講座では、必要な構成が変わります。販売を始めた後に追加機能が必要だと分かると費用や運用も変わるため、講座の流れを先に一つ作って照らし合わせると判断しやすくなります。

確認しておきたいこと

WordPress、ホスティング、更新、バックアップを自分で管理できるか。難しい場合はホスティング込みの方式が必要か
無料、1回払い、継続課金、会員制のうち、実際に使う販売方法を実現するために何を追加する必要があるか
1サイトだけで使うか、複数サイトに広げるか。初年度だけでなく、更新後や追加機能まで含めても予算に収まるか

よくある質問

Q.3製品ともWordPressが必要?

A.LearnDashのプラグイン版、LifterLMS、Tutor LMSはWordPress上で使います。LearnDashには、ホスティングなどを含むCloudもあります。

Q.無料で始められるのはどれ?

A.LifterLMSとTutor LMSには無料コアがあります。LearnDashについては、比較表で共通の料金段階として扱える無料プランが確認されていません。無料コアを選ぶ場合も、決済や顧客管理などに追加費用が必要かを確認してください。

Q.買い切りで使えるのはどれ?

A.この3製品の料金表では、Tutor LMSのProに買い切りライセンスがあります。プランによって使えるサイト数の条件が違うため、年額版とは価格だけでなく利用範囲も比べてください。

まとめ

LearnDash、LifterLMS、Tutor LMSは、どれもWordPressを土台にオンライン講座を作れる一方で、導入と費用の組み立て方が異なります。

ホスティング込みの選択肢まで含めるならLearnDash、無料コアに必要な追加機能を組み合わせるならLifterLMS、無料コアから年額または買い切りのProへ進むならTutor LMSが候補です。最後は、作りたい講座の流れ、販売方法、サイト運用を誰が担当するか、更新後まで含めた費用を照らし合わせて選びましょう。

関連記事

出典

確認日: 2026-07-20(記載の各公式ページで確認。価格などは変わることがあります)

LearnDash

LifterLMS

Tutor LMS