Thinkificは、オンライン講座やコミュニティを作り、自分のWebサイトとブランドで提供・販売するためのサービスです。講座サイトのホスティング(サイトを公開し続けるための基盤)、教材の配信、受講者の管理までをまとめて扱えるため、利用者が自分でサーバーを管理する作業は基本的に発生しません。
一方で、料金は月額プランだけを見て決められるものではありません。決済方法に応じた費用や追加機能の料金、販売する国で利用できる条件も、分けて確認する必要があります。ここでは、Thinkificでできることと料金の見方、導入前の注意点を順に整理します。
中心になるのは、学習内容をコースとして組み立て、受講者へ届けることです。動画、テキスト、音声、ダウンロード教材を組み合わせてレッスンを作れます。内容を一度に公開するだけでなく、時間を置いて順番に公開するドリップ配信にも対応しています。
たとえば、動画で手順を説明し、補足資料をダウンロード形式で渡す、といった構成が可能です。クイズや課題、修了証も案内されているため、単に動画を並べるだけでなく、学習の区切りを作りたい場合にも検討できます。
講座に加えて、受講者同士が参加するコミュニティも提供できます。コミュニティだけを商品にする方法と、コースとまとめてMembershipとして販売する方法があります。一定期間の講座にするのか、継続的な学びの場として定期課金で届けるのか。販売したい内容に合わせて考えられます。
Thinkificは、講座サイト、教材の配信、受講者管理の基盤をサービス側で提供するクラウド型の仕組みです。WordPressを使って講座環境を組む場合のように、利用者がサーバー更新を日常的に担う形ではありません。
また、Thinkific上の場所を借りて講座を並べるだけではなく、自分のWebサイトとブランドでコースやコミュニティを提供できます。講座の内容だけでなく、受講者に見せるブランドも自分で整えたい人に関係する特徴です。
ただし、独自ブランドのスマートフォンアプリは、通常のプラン料金だけで使える機能とは限りません。Branded Mobile AppはiOS・Android向けの追加機能として案内され、月額の追加費用があります。一部のPlus契約では含まれるため、アプリが必要なら契約内容を個別に確認する必要があります。
Thinkificでは、コースの単品販売に加えて、コースやコミュニティをまとめたMembershipを定期課金で販売できます。買い切り型の講座を作りたいのか、毎月内容や交流の場を提供したいのか。ここで適した売り方が変わります。
決済ではThinkific Paymentsのほか、StripeやPayPalとの接続が案内されています。売上の受け取りも、Thinkific Paymentsまたは接続した決済サービスを通じて行います。ただし、利用できる方法や支払い周期は、事業を登録した国や決済事業者の条件によって変わります。
ここで分けて考えたいのが、Thinkificのプラン料金と決済関連の費用です。決済処理手数料は、購入者から支払いを受け付ける際に決済サービスへ支払う費用です。これとは別に、国、支払方法、契約プランによって、第三者決済サービスの利用に関する費用が変わる場合があります。月額料金だけで総費用を判断せず、自分が販売する市場と使う決済方法を先に決めてから確認すると整理しやすくなります。
Thinkificの公開料金にはBasic、Start、Growがあり、Plusは個別見積もりです。月払いと年払いでは、月あたりの表示額が異なります。
| プラン | 課金単位 | 月額 | 主な内容 |
|---|---|---|---|
| Basic | サイト単位の月払いまたは年払いプランと、決済関連費用 | 月払い54ドル/月、年払い40ドル/月相当 | 1 community、10,000 current students |
| Start | サイト単位の月払いまたは年払いプランと、決済関連費用 | 月払い109ドル/月、年払い82ドル/月相当 | membership、subscription、修了証 |
| Grow | サイト単位の月払いまたは年払いプランと、決済関連費用 | 月払い219ドル/月、年払い164ドル/月相当 | branding removal、B2B、API |
| Plus | サイト単位の月払いまたは年払いプランと、決済関連費用 | 個別見積もり | 企業向け個別契約 |
注意
2026年7月20日に確認したGLOBAL向けの参照料金です。税、為替、決済手数料、期間限定割引は別に確認してください。日本向け料金は同日の確認で見つかっていません。
Basic、Start、Growでは、公開コース数と現在の受講者数がUnlimitedとして案内されています。一方、コミュニティ数や管理機能にはプランごとの差があります。最初から上位プランを選ぶのではなく、定期課金、修了証、企業向け販売、外部サービスとの連携など、自分に必要な機能を基準に選ぶのが現実的です。
追加費用としては、Branded Mobile Appが199ドル/月で案内されています。一部のPlus契約では含まれます。独自アプリを前提に事業を考えているなら、本体プランとは別の費用として見積もっておきましょう。
講座を販売した後は、教材を置くだけでなく、受講者への案内も必要になります。ThinkificはEmail Automationを料金の比較項目として案内しており、テンプレートと自動メールを使って受講者や見込み客へ連絡できます。
受講開始後の案内や継続的な連絡を毎回手作業で送るのではなく、用意した流れに沿って届ける。そんな使い方が考えられます。ただし、どの範囲まで自動化できるかは、契約プランと必要な運用を照らし合わせて確認してください。
既存の講座環境から移行する場合は、コース、受講者、価格設定などの移行を整理するための公式Migration Workbookも提供されています。企業向けのPlusではCRM連携やAPI Accessも案内されていますが、通常の講座販売を始める段階では、こうした専門機能よりも、教材の構成、販売方法、決済条件を先に確認する方が判断しやすいでしょう。
Thinkificは、講座の作成から販売、受講者管理までをクラウド上でまとめたい場合の選択肢になります。特に、次のような要望と合いやすいサービスです。
反対に、月額プラン以外の費用を含めた総額を日本円で固定したい場合や、独自アプリを低い追加費用で持つことを重視する場合は、契約前の確認が多くなります。また、使いたい決済方法が自分の事業登録国で利用できるかも重要な確認点です。
Thinkificは、オンライン講座やコミュニティを自分のブランドで作成し、販売、配信、受講者管理までまとめて行えるクラウド型サービスです。複数形式の教材、段階的な配信、定期課金のMembership、コミュニティなどを組み合わせられます。
選ぶときは、必要な講座機能だけでなく、プラン料金、決済関連費用、追加機能を分けて見ることが大切です。まず販売したい商品の形と決済方法を決め、その条件に合うプランを確認すると、自分の用途に合うかどうかを判断しやすくなります。
Q.Thinkificだけでオンライン講座を販売できる?
A.コースの作成、教材配信、講座サイト、受講者管理、販売と決済の接続をまとめて扱えます。ただし、利用できる決済方法は事業登録国などの条件で変わるため、販売予定の市場に合わせて確認してください。
Q.コミュニティも販売できる?
A.コミュニティを単独商品として提供する方法と、コースとまとめたMembershipとして定期課金で販売する方法があります。
Q.サーバー管理は必要?
A.Thinkificが講座サイトのホスティング基盤を提供するため、利用者がWordPress型のようにサーバー更新を基本作業として行う形ではありません。
確認日: 2026-07-20(記載の各公式ページで確認。価格などは変わることがあります)
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